「Clickではじめるノーコード開発入門」の装丁方法

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Clickではじめるノーコード開発入門

日本語で開発からサポートまでできるノーコードを実現したClick Japan。その準備・導入から実際にSNSやオンラインショップの開発までを解説する書籍「Clickではじめるノーコード開発入門」の装丁を担当した。

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仕様・条件

仕様

  • 判型:B5判変形
  • 色数 カバーとオビ:プロセス4C
       本体表紙:特色1C
       大扉:スミ1C

デザインの条件

  • カバーまたはオビにスマートフォンの画面を必ず配置する
  • 売れるようなデザイン

以上を念頭に置きながらサムネイルを描く

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サムネイル

サムネイル

思いついたアイデアをどんどん描いてゆく。今回はアプリが起動した状態のスマートフォン画面を必ず配置するという条件なので意識する。そして文芸作品や芸術画集なのではなく実用書なので、ECサイト掲載時のことを考え、書名を読める程度の大きさにする。売れることを第一に考える。

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ラフデザイン

ラフデザイン案 その1

サムネイルを元にタイトル周りの文字組みを考え、スマートフォン画面の配置をイラスト、画像などを組み合わせて3案作った。また例外案として、スマートフォン画面を使わずに、ノーコードでアプリを開発するのはスタートアップ企業など十分なリソースがまだない読者層と想定して、スタートアップっぽい人たちが相談しながらアプリ制作を行っている場面の画像を配置してみた。
作ったデザイン案はプリントアウトしていつも通り壁に貼る。他の作業をしている間に貼り出されたデザインは目に入り、新しいアイデアが浮かび、その度にデザインを修正する。そしてできあがったラフデザイン案を提出。

ラフデザイン案 その2

4案をラフデザインとして提出した結果、正方形にタイトル要素をまとめたものに対してデザインのバリエーションが欲しいとのフィードバックをもらい新たに3案を作成。そのうち1案は、カバーデザインはタイトル周りのみのシンプルなもので、オビにスマートフォンとキッチコピーを配置したものを提案。

結果はシンプル案が採用された。サービス名である「Click」のロゴマークは正式に使用許可を得て後に差し替える予定である。

毎度のことだが私のラフデザイン案はほぼ完成型。本当はラフデザインは6割くらいの完成度にしたいのだが、短い時間で制作しなければならず、あまりに「ラフ」な状態であると著者や編集者とのやりとりが多くなり時間がかかってしまうため最近はほぼ完成型で通している。

大扉

大扉

本文組版を最初に印刷所へ入稿するために、大扉の印刷入稿用データを作成する。タイトル周りの文字組みをそのままリサイズし罫線で囲む。スミ1C.

本体表紙

本体表紙

大扉の次に印刷所へ入稿するのは本体表紙である。オビの背景模様を流用してレイアウトした。1CなのでDIC133(明るいライム色)。

カバー&オビ

カバーデザイン
オビデザイン

カバーに正式に使用許可をもらったサービス名「Click」のロゴマークに差し替える。
オビにはスマートフォンが飛び出しているようにインパクトを強めた背景デザイン。帯自体の地色はカバーと同じ白色なので、オビの斜めの図形で変形オビのような効果を狙った。
カバー、オビ共に表面加工はマットPP。

見本誌が届く

カバー+オビ 表1
カバー+オビ 表1
カバー+オビ 表1
カバー+オビ 表1
カバー+オビ 表4
カバー+オビ 表4
カバー 表1
カバー 表1
カバー 表4
カバー 表4
本体 表1
本体 表1(さわやかな特色ライムグリーン)
本体 表1
本体 表1
本体 表4
本体 表4
大扉
大扉
本文(今回本文フォーマットデザインとその組版は担当ではないが参考として)
本文(今回本文フォーマットデザインとその組版は担当ではないが参考として)

まとめ

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