【So-netを語り、ルーター交換を勧める詐欺業者に注意!】
(2022年3月9日追記)
2022年1月に、So-net(ソネット)のカスタマーサービスを名乗る者(女性はミヨシと名乗ったが多分偽名だろう)から、Nuro光で使用しているルーターは中国製で、セキュリティに脆弱性があるので、今なら無料でNEC製のルーターに交換可能との電話があった。こちらがNuro光を利用していること、氏名始め個人情報を把握していること、何度も「代理店ではなくSo-netの人ですか?」と問いただしても「代理店ではなくSo-netの者」だと言うので、信用してしまった。2021年にNuro光はSo-netから独立したのだが、一部So-netの名前でサービスを提供しているので、こちらも半分混乱していたのも原因。
ただしルーター交換の際には、回線業者がNuro光からauに移るという。プロバイダーはSo-netで。ここで回線業者が変わると言われたことに違和感。Nuro光は関係ないではないか。料金は変わらず、Nuro光契約における違約金などは全額キャッシュバックすると損をしないような話で誘う。一度電話を切った。
2時間後、今度はSo-netのau担当と名乗る別人から電話がかかり、契約の詳細を説明された。ここでも「本当にSo-netなのか?」と問うたが「代理店ではなくSo-netで、先のミヨシさんもSo-netの人ですよ。」と平然と言う。
しかしいろいろおかしな部分があるので、はっきりと断った。それでも相手は15日以内ならクーリングオフできると食い下がる。プロバイダーを変えるというのは、場合によっては回線工事があり、いろいろな縛りによる違約金の発生などなかなか面倒だ。一度止めて、すぐにまた戻すというのも現実的ではない。
後日、Nuro光に問い合わせたが、当然「そんなサービスは提供していない」との返事。当たり前だ。では、どこでNuro光を利用していることを相手は知ったのかと尋ねたら「宅外にある保安機器などで分かる」と言うが「それと電話番号をどのように一致させるのか」と再び尋ねたら「それはそうですね」と要領を得ない返事。So-netにも問い合わせようとしたが、連絡先が分からない。個人情報が漏れたのはSo-netかNuro光の何れかしかない。どちらもWEBサイトなどで注意喚起していないし、重要視していないのも問題だ。
そして1ヶ月後の2月に入って、同じ番号から同じ内容の電話が、別人からかかってきた。話の途中で「セキュリティがどうとかで、ルーター交換するとかいう話ですよね。ネットで話題になっているやつ」と話すと突然切れた。もしそうでないなら切らずに話を続けるはず。
以前の営業電話では、So-netと何となくぼかしながら営業してきて「代理店ですか」と問うと、「はい」と正直に応えた。しかし今回のように代理店なのにSo-netを名乗るのは、あきらかに虚偽による契約違反。最終的に書類が送られてきて、そこには代理店名が書かれているだろうが、見落とす者もいるだろうし、最悪気にしない者もいるだろう、こんなものかと。そういう人達をターゲットにしている。
防衛策としては、自分が利用している回線業者から電話がかかってきたら、話を聞き一度電話を切る。電話番号をWEBで検索すると多くは、注意喚起をするような書き込みがあるはず。または面倒だが、回線業者に直接問い合わせる。これしかないだろう。
ネットの回線業者やプロバイダーを変更することは、誰にとっても面倒な事である。しかし長年利用してきた業者が激遅なので、重い腰を上げ変更したら爆速になった。業者をネットで検索しても多くの情報は、アフィリエイト・サイトのものであり信用できない。そこでどれだけ速くなったのか、実際の数値を挙げ比較してみた。ちなみにこれはアフィリエイト・サイト、PR記事や釣りではない実録である。
もう10年ほど、ネットの回線接続業者とプロバイダーを変更していなかった。常々料金は高いし、速度が遅いと思ってはいたが、とにかくこれらを変更するということは相当面倒臭い。サービスが悪かったらまたすぐに別の業者へとはいかない。その上料金の2年縛りなどあったのならなおさらだろう。
元のネット環境
光回線はNTT東日本のフレッツ光ファミリー・ハイスピードタイプ、プロバイダーはYahoo!BB。
プロバイダーがYahoo!BBなのは、ADSLをそれ以前に利用していた名残りで、当時まだYahoo!BBは光回線を扱っていなかったため、この組み合わせで利用していた。
少し経つとYahoo!BBが光回線を扱うようになり、回線とプロバイダーをまとめれば、当時SoftBankの携帯を利用していた事もあり、割引が受けられるようになったのだが、これも面倒でやらなかった。ネットが速くなるわけではないから。スマートフォンを機種変するたびに店頭で勧められた。
そして一番の変更をするネックになったのが、NTT東日本の「にねん割り」なるサービスだった。2年縛りの契約で月700円引きというもの。
今度こそ変えようと思い立った時には、無料解約期間が過ぎているというサブスク系の契約でよくあるパターン。
またフレッツ光に加入していると、フレッツ光クラブに加入できて毎月500ポイントがもらえる。このポイントは使いみちが限定されていて、非常に勝手が悪いポイントだった。
変えようと思った切っ掛け
2020年の春過ぎから、テレワークが増え、家にいる時間が増え、そのためなのか普段から遅いと感じていたネットがさらに遅い状態になった。ある日曜の午後など、普通に文字情報を見ているだけでも、なかなか文字が表示されない。ダウンロードが1Mbpsを切り0.2Mbpsといったダイヤルアップ時代を思い起こさせる事態になった。これが断続的に続きイライラが頂点に達し、ちょうど「にねん割」の無料解約期間まで数ヶ月になったので、他業者を検討することになった。
アフィリエイト・サイトが多いが、検索して調べてみると、どうやらNuro光が良さそうであった。
新しいネット環境を申し込む
その頃、Nuro光はちょうどキャンペーン中でありCMやネット広告などを大量に打っていた。一応他業者も検討したが、Nuro光に決めた。当然光回線とプロバイダーは同一(So-net)になる。
2020年5月にネットから申し込み、数週間後に調査員が来た。その後、宅内工事が7月末、屋外工事が8月中旬だった。申し込みから開通まで3ヶ月かかった。調査員に聴いたところ宣伝効果もあり、CMで言っている通り高速なので、申し込みが殺到しているとの事だった。
ちなみにうちのようにNTTの光回線が既に引いてあっても、Nuro光の回線をあらためて引く必要がある。工事の人に聴いたら同じ回線だが、NTTの回線を使うことが出来ないからだそうである。
屋内設置機器の違い
以前は屋内Wifi環境を整えるために、屋外から引かれた光ファイバーをまずONUにつなぎ、次にルーターにつなぎ、ルーターにはWifi機能がないので自分でWifiアクセスポイントを設置した。ONUとルーターはNTTから貸与されたものであった。新しい環境ではこれらが全て1台にまとまっていた。約10年の開きがあるので、さすがに今ではNTTも機器が新しくなり1台になっているだろう。
ネット・スピード・テスト
Nuro光につないだ瞬間、体感的にPCもスマートフォンも明らかに速くなったと感じた。
NTTフレッツ光からNuro光に切り替える少しの間、両方の回線に接続できたので、ネットのスピード・テストを行ってみた。
前提としてNTTから貸与されているONUとルーターは約10年前の機器であり、Nuro光は最新の機器であるので単純に比べる事は出来ない。しかしNTTの機器が最新だとしても以下に示す速度は出ないであろう。
スピード・テストは、1Gbpsの有線LANでつながれたデスクトップPCを使い、Measurement Lab(M-Lab) を使用した。計測方法はNuro光で連続3回計測し、その後すぐにNTTフレッツ光につなぎ3回連続計測。2020年8月26日16時13分から17分の間に行った。
(サンプル数としてはもう少し数値が欲しいが、紛失してしまった!)
Nuro光 | NTTフレッツ光 | |
1回目 | 283.3/317.3 | 49.3/92.1 |
2回目 | 144.8/1.52 | 63.1/84.3 |
3回目 | 241.5/318.6 | 72.3/90.1 |
NTTフレッツ光はこれでも調子が良い方で、悪い時はダウンロードで1Mbpsを下回る。これが頻繁に発生した。
この記事を書いている今測っても、Nuro光では200Mbps以上は出ている。
料金比較
光回線 | プロバイダ | 合計 | |
NTTフレッツ光ファミリー・ハイスピードタイプ+ Yahoo!BB | 4,700円 | 1,296円 | 5,996円 |
Nuro光 G2V(マンションミニ) | 1,078円(~12ヶ月) 3,750円(12ヶ月~) | 1,078円(~12ヶ月) 3,750円(12ヶ月~) |
Nuro光の方があきらかに安いが、これは40,000円の工事費を31ヶ月しばりで分割免除になっている。
31ヶ月未満で解約する場合は、残債を一括で支払う必要があるので注意。
まとめ
これはPR記事でもアフィリエイト記事でもない、すべて事実である。