小企業や個人事業主に最適なWordPressテーマとは?

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WEBサイトの制作や相談を受けていると「WordPress(ワードプレス)のテーマは何を選べばよいのか」という質問をよくもらう。これは新規でWEBサイトを開く場合はもちろん、既にWordPressでWEBサイトを運営している個人商店などからも質問される。その時はいつも、テーマによってそれほど差異はないので無料テーマで十分と答える。

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企業がWordPressでコーポレートサイトを構築する意味

今時、小企業や個人事業主でも、業務を行っている限り自社WEBサイトを持っていないというのは、ネット上だけではなく、リアルでも存在しないのと同義である。扱っている業務をキーワードにWEB検索を掛けられ、検索結果に企業名が表示されるという集客目的なのはもちろん、それ以外にも街を歩いていて偶然目に入り気になった店の詳細を知りたいくて、店名で検索されるということは現代では一般的なことだからだ。

そこで企業はコーポレートサイトを開設するわけだが、従業員数人の小企業や商店、個人事業主などWEB制作の知識がない人にとってWEBサイトをゼロから自分の力だけで作るのは、いまだにハードルが高い。
そこで誰でも無料である程度思い通りの見栄えのよいWEBサイトを開設できるのがWordPressである。ただし、特にコンテンツマーケティングなどを行わない、要するに定期的に記事を書くことも、頻繁に情報を発信することがなければ、セキュリティの面からもWordPressではなく簡素なHTMLだけで制作したWEBサイトも選択肢としてはあり得る。この場合は専門の制作業者に発注するのがよいだろう。基本は最初に費用がかかるだけで、後は年に数回、必要であれば更新作業を依頼すればいい。

頻繁に業界最新情報や自社ニュースを発信するのであれば、標準でブログ機能を備えるWordPressでWEBサイトを構築するのが現時点では最適と言える。そこで次に迷うのがWordPressのテーマ選択である。

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WordPressの無料テーマを選択する

WordPressのテーマを選択する際に、どこに困るのだろうか。

  • SEOが有利か
  • デザイン

話を聴くとほぼこの2点に悩むようである。
ここで社員数人から数十人の小企業、個人事業主、個人商店などの小規模なサイト運営に限定すると、有料・無料テーマ限らずどのテーマでもそれほど効果に差はないということになる。

テーマによってSEO効果に違いはあるか

SEO効果に関しては、一般的なHTMLで作られたWEBサイトよりも、WordPressでWEBサイトを構築すること自体にSEOに効果的であるため、テーマによって大きな差異はないと言える。
タイトルにはh1、見出しを選択すれば自ずとh2h3などのタグが付せられマークアップされる。ウィジェットなどで、人気の記事、最新の記事、関連記事などのリンクが自動で設定されればWEBサイト内の回遊時間も増える。これらはSEOに有利に働く。
特にまだ記事数の少ない運営初期にはアクセス数も少なく、月に数百や数千程度では数%のアクセスアップを謳っているテーマでも、上手くいって数人増えるだけ。ほとんど意味がないと言える。

テーマによるデザインの違い

デザインでも意匠部分では、業務や扱うサービス・商品によって適切なものを選べばよい。多くの人が望むスタイリッシュで格好いいデザインは、必ずしも最適解とは言えないので、無理をせずWEBサイトの内容にあったものを選ぶようにする。たとえ「ちょっとダサいな」と思うデザインでもユーザーが使いやすく、アクセス増加が見込められれば正解なのは自明だろう。
またデザインでも機能部分では、一般的なWEBサイトであればそれほど気にすることもない。ヘッダー部分にどうしても商品のスライドを配置したいなど、後からプラグインで実現できるものもあるが、もし初めからレイアウトが決まっているであれば、必要な機能を基準に選んでもよい。

注意して置きたいのは、デモとして掲載されているテーマに配置されている美しい画像を見て惑わされないことである。特にヘッダーなど大きな面積を占める部分に美しい画像が配置されていると自分もこんな美しいサイトができると錯覚してしまう。それはそのテーマではなく、画像が美しいだけであるからだ。

テーマは有料か無料か

有料テーマと無料テーマの違いは何か。
簡単に言えばサポートがあるかないかである。また独特で多彩なデザインのテーマが存在するのも有料版の特徴だろう。ただし小企業や個人事業主はなるべく安く済ませたい、できれば無料でと考えるのは当たり前。ではサポートがある無料テーマはないのだろうか。有料テーマのように1対1のサポートはないが、有名な無料テーマには、コミュニティがあり、そこで質問するとテーマ作者や有志が答えてくれる。通常はこれで十分。

Lightning(ライトニング)
Cocoon(コクーン)

この2つのWordPress無料テーマは、ユーザーが多く、コミュニティも充実、頻繁に更新もしている定番テーマなのでおすすめできる。クセがなくシンプルで応用も利く。今見ているこのサイトもCocoonを使用している。

WordPressのデフォルトテーマである、Twenty Twenty-Oneなどではダメなのだろうか。問題はないが、ややあっさりしすぎている感はある。

途中でテーマを変更しても問題はないのか

これもよく聴かれる質問だが、途中でテーマを変更しても問題はない。ただし、そのテーマ独自の機能を使っていたり、独自のレイアウトが適用されていたりすると、テーマを変更した際にレイアウトが崩れる可能性はある。出来れば非公開のクローンサイトを作成してテストするのが一番だが、一度テーマを変更してみて、ダメだったらすぐに元に戻すというのも一つの手段である。

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内容を充実させることを最優先させる

まとめると、小企業、個人事業主、個人店舗などでWordPressを使いWEBサイトを作るのであれば、テーマにそれほど悩むことはなく、無料のテーマで十分ということになる。
上述したように、SEOに有利だというテーマを使ったとしても、内容が良くなければ当然アクセスはない。SEOを考えるよりも先に、内容を充実させることが最優先課題である。内容さえよければ特にSEOを考えなくても自然とアクセスは増える。内容を充実させると言うことは、良質な記事を多く書き、内容がわかりやすいページを作ることである。アクセスが増えて少し余裕ができたら次の段階としてSEOを考えても遅くはない。

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