Windows11 23H2から24H2アップデートをしてから、スリープモードにして2~3分経つと勝手に解除される問題が起きた。原因はネットワークアダプターがスタンバイ状態を解除できるようになっていたことだった。検索しても原因が分からなかったので、同じ問題が起きている人向けに解決方法を説明する。
スリープしても3分後勝手に解除される
Windows11 24H2のアップデートはいろいろなトラブルが起こりアップデートはしないほうが良いとの投稿をSNSでよく見る。SNSはネガティブな投稿は多いが、アップデート後通常通り使用できているという投稿は極めて少ない。私もメインの業務で使用しているPCにトラブルが起きると困るので控えていたのだが、マイクロソフトがアップデートを取り下げてはいないので大丈夫だろうと思い切って24H2にアップデートしてみた。
結果アップデートしてから2週間、私の環境では大きな問題はなく使っている。しかしアップデートしてからスリープ(スタンバイ)状態にしても2~3分後勝手に解除されるようになってしまった。WebやSNSで検索しても同じような症状の人はいないようで解決方法がなかなか見つからなかった。
原因はネットワークアダプターにあった
調べた結果ネットワークアダプターに原因があることがわかった。私が使用しているPCの場合はRealtek Gaming GbE Family Contollerの電源設定がスタンバ状態(スリープ)を解除できる設定になっていた。これをOFFにすることで勝手にスリープが解除されないようになった。
具体的には以下のように設定する。
タスク バーの「スタートメニュー(Windowsアイコン)」を右クリック
→「デバイス マネージャー」を選択
→「ネットワーク アダプター」を展開
→「Realtek Gaming GbE Family Contoller」を右クリックして「プロパティ」を選択
→「電源の管理」タブ
→ここで「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェックが入っていたので外した。
これで正常動作するようになる。
使用しているPCによっては「Realtek Gaming GbE Family Contoller」ではないかもしれない。その場合「ネットワーク アダプター」内にはさまざまな項目があるかもしれないが「電源の管理」タブがあるものは通常1つだ。その中にある「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックが入っていたら外せば良い。