誰でもデザイナーになる事が出来るたった1つの方法

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未経験からデザイナーになるには?

デザイナーってどうやったらなれるの?

 結論を先に言えばデザイナーになるにはデザイナーと自称するそれだけ(終)…。
 王道と言うか多分世間の大多数の人が思っているのは、美術系の大学または専門学校を出て、広告代理店やデザイン事務所に就職するという道でしょう。これが一般的ですね。しかし今回のこの記事では業界にはたくさんいる“それ以外”の方法でデザイナーになるにはどうしたら良いかを教えます。これからデザイナーになりたい人には参考になるかもしれません。ただ冒頭にも書きましたが自称です。

一口にデザイナーと言ってもいろいろな分野がある

 一口にデザイナーと言ってもファッション・デザイナー、 プロダクト・デザイナー、グラフィック・デザイナー…といろいろあります。分類してみると先ず大きな枠として、服をデザインするファッション・デザイナー、車や電車または電気製品、機械などをデザインするプロダクト・デザイナー、建築物をデザインする建築デザイナー辺りは本稿と関係なく、また私自身も全くの門外漢のため外しておきます。この時点でもしこれらのデザイナーの事が知りたくてここにたどり着いた人は、他を検索してみてください。
 それ以外のデザイナー。この中にもいろいろあります。Webデザイナー、CGデザイナー、ゲーム・デザイナー、UI/UXデザイナー、グラフィック・デザイナー、DTPデザイナー、エディトリアル・デザイナー…かなりありますね。それだけ仕事が細分化され専門化されているという事です。これらを強引にまとめると2次元でモニターに映るものだったり、紙に印刷されるものを視覚的に表現するデザイン分野かもしれません。この中で私が専門的にある意味上から目線で偉そうに語れる分野、Webデザイナー、UI/UXデザイナー、グラフィック・デザイナー、DTP(広告)デザイナー、エディトリアル・デザイナー辺りをこれから目指す人に、どうやったらこれらのデザイナーになることができるのか、これから述べたいと思います。

どうやったらデザイナーになることができるのか?

 結論から言うと、デザイナーにどうしたらなることが出来るのか? それは自分で「俺はデザイナーだ」と名乗る事です。「それだけ?」と突っ込まれそうですが、「自分で名乗るだけ」それだけです。デザイナーになるのに資格や試験はありません。現在でもいろいろな団体が設立され〇〇○デザイナー1級試験や×××検定の類がたくさんありますが実際にデザイン業界で仕事をしていくには全く意味がないです。デザイン会社に入社するとき、フリーランスで営業で仕事もらう時「 〇〇○デザイナー1級を取得しました」なるものは役立たないのです。そんなものよりも自分の実績を見せるほうがはるかに効果がありまたその人のスキルも分かります。デザイン業界で資格などは全く役に立たないのです。

実際にデザイナーの人に聴いてみた

 では実際にデザイナー業を営んでいる知人の米本さんに詳しい話を聴いてみることにします。
全て実話なので役に立つと思います。
(2019年1月、都内下町雑居ビル4階にある米本デザインにて収録)

音楽活動に始まりそれがデザイン業界に入る切っ掛けにもなった

編集P
編集P

お生まれはどちらでしょうか?

米本
米本

生まれも育ちも東京の下町です。

編集P
編集P

いきなり話が飛びますがデザイナーになった切っ掛けというか、
どうしてデザイナーになったのでしょうか?

米本
米本

元々子供の頃は漫画や絵を好きで書いていたりしていましたが、デザイナーになりたいと思った事は一度もありませんでした。
大学は国際政治が専門でこれも就職する時に一番有利かもという単純な理由で選んだだけです。まだこの頃は音楽はやりたいが、自信がなく卒業後は就職するという考えもあったのかもしれません。忘れましたが。

編集P
編集P

なるほど。
ここまでは全くデザイン業界とは関係ないですね。

米本
米本

大学に入ってから本格的に取り組んだのは音楽ですね。
音楽で一生やっていこうと思い格好もそれなりになり、もっと言えばものすごい長髪だったのです。
生活費を自分で稼がなければならずバイトを探しました。
当時90年代、男性の長髪はファッションとして超下火で、飲食店はもちろん音楽関係なら問題ないだろうと思って某有名中古レコード店に行ったら「先ず髪を切ってから来い」と門前払いされました。

編集P
編集P

90年代でもそんなに外見だけでいろいろ言われていたのですね。

やっと見つけた長髪でも時給が高いバイト先

米本
米本

しかしバイトはしなければならない…必死で探していた所、大学のバイト募集掲示板に“デザイナー募集 ” の張り紙があったのです。
しかも未経験可と。
大学に近いし、時給も1,400~1,500円位だったと思います。
当時でも高い時給だったと記憶していますが、
まだ広告業界はバブル景気を引きずっていて結構儲かっていたのです。

編集P
編集P

高い時給ですね。
未経験でもですからね。

米本
米本

それで、面接をしてくれたデザイン事務所の社長が私の長髪を見て「いいね~。僕も若かったら伸ばしたいなあ」と意外な言葉を掛けてくれたのです。
そのデザイン事務所の名前もTHE BEATLESから取り、その社長も若い時にある有名ミュージシャンのローディーをやっていて、そのミュージシャンの奥さんが事務所の外注コピーライターとして働いていたり、周りが音楽関係や長髪に寛容だったのですね。
まあ、今考えれば広告関連は昔からあまり外見は気にしない業界なのですが。
もちろんその時はそんな事も知りませんでしたから、やっとバイトが決まりホットした事だけ憶えています。

編集P
編集P

やっとデザイン業界とのつながりが見えてきました。
でも未経験ですよね、どうやって仕事をしていたのですか?

米本
米本

私が担当を任されたのは生協の通販カタログでした。
カタログと言っても駅売りの夕刊新聞位の大きさで、日曜版の新聞位のページ数でした。
それが週1回発行され、食品のページ10ページ位をデザインしていましたね。
もちろん初めは何も分かりませんでしたが先輩デザイナーが丁寧に教えてくれました。
あっ、それと忘れていましたがこの頃はまだデザイン業界自体DTPがほとんど導入されていない時代です。
写研の文字見本、級数表、デバイダー、定規等を使いレイアウト用紙に写真のアタリを取り文字指定、色指定をしていく作業です。
ここでデザインの超基本を教わり身につけました。

編集P
編集P

時給をもらいながらデザインの基礎を身に付けていった訳ですね。
大学も専門学校も出ていない人にはこの方法はお勧めですね。
少ないかもしれませんが20代なら探せば求人はあるかもしれませんね。

米本
米本

今でもありそうですね。
ここで元々デザイナーを目指している人と違うのは、私の場合デザイナーになりたかったわけではないという事です。あくまでも生活するため。高時給や条件が良かったからだけです。何が言いたいかというとデザイナーを目指していないから当時は小さいデザイン事務所でも構わなかった訳です。やはりデザイナーを目指す人は当然有名なデザイナーの事務所とか、代理店とかに入りたいわけです。
しかし未経験では無理でしょう。美術系大学卒業の学歴も必要かもしれませんね。

編集P
編集P

そういう小さなデザイン事務所で基本を学んで、
ステップアップして大きな事務所に転職という手もありますね。

米本
米本

そのデザイン事務所にはバイトで2年半位いました。
ただ所詮バイトなのでカタログのデザイン以外はやらせてもらえず、毎週10ページ程度のフォーマットが決まったデザインも飽きてくるんですよね。
それでその事務所を止めて今度はデザインとは全く関係ない不動産のデータ処理みたいな会社で1年位バイトしていました。

大学を卒業して就職活動へ

編集P
編集P

いよいよ就職活動ですね。

米本
米本

そうなんですが、やはり生活のメインは音楽活動でした。
なので皆が就職活動をしていても全く就職に興味がわかず、
4年になってから音楽を続ける傍ら生活費を稼げればいいや程度で将来の事も音楽活動以外は考えずに適当に就職活動していました。
今考えるとかなりひどかったと思います。

編集P
編集P

就職活動の事は聞かないほうがいいですね。
参考にならなさそう…。

米本
米本

そうは言って就活する以上就職できなければ意味がないので、一応「実践でデザインを学びました」ということ武器に、大学でデザインを学んだだけの人より有利だろうと考えて代理店を数社受けました。
自分でデザインしたバイト時代のカタログを持参して面接を受けたのです。
大手の代理店なんかも受けましたが反応は良かったですね。
好き勝手に自分でデザインしたものではなく、
一応印刷されて世間で流通していた印刷物でしたから。
ただ文系学部でしたので結構いいところまで行っても「営業なら採る」「デザイナーはいま募集していない」という所ばかりでした。

編集P
編集P

普通に考えればそうでしょうね。

米本
米本

それである小さな広告代理店に入社することになったのです。
その後は他の広告代理店、デザイン事務所、印刷会社のデザイン部門などを経てフリーランスになり現在に至るといったところでしょうか。

編集P
編集P

ありがとうございました。
米本さんの経験では未経験でもデザイナーになる道はあると言うことですね。

米本
米本

そうですね。
ただ、大手広告代理店や大手のデザイン事務所などは未経験では無理だと思います。大手企業の広告をデザインしたいなどの人にはこの話は全く役に立ちませんね。素直に美大に入って大手広告代理店に就職しましょう。
しかし昔と違い今はネットがあるので未経験の人でも自主的にチラシやロゴやWEBサイトなどデザイン実績を作りそれを面接官に見せるのもいいかもしれませんね。

編集P
編集P

それはいいかもしれませんね。
今日は長い時間ありがとうございました。

まとめ インタビューを終えて

 米本さんも言っていたように、未経験でデザインの仕事をしたことがない人でもデザインの仕事に就く事ができると言うことが分かりました。現在ならSNSを通し自主的にデザインをして何かを作り発信して有名になった人もたくさんいますから、そういう手段もあるかもしれません。
 それではデザイン業界を目指す人は頑張ってください。

このインタビューは全て真実です。
従って登場した人名、会社名等はノンフィクションで存在いたします。

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